タイトルからして、災害ボランティアさんをイメージされた方が多いかと思いますが…
題名の「ボランティア」というのは、今回の記事内では、いろいろな種類のボランティアさん全般を指します。
というのも、クマ子は観光案内所で働いているので、毎日ボランティアガイドの方々とも接しています。
そこから、日々思ったこと・考えたこと・これから起こると予想されることが見えてきたので、今考えていることを書いてみたいと思います。
減り続けるボランティアガイドの総数
皆さんは、観光地に行った時に、ボランティアガイドさんを見かけられたことがあるかと思います。
観光ガイドを、詳しく、しかも無償もしくは安価な金額で行ってくれるボランティアガイドさん。
この方たちは、きちんと研修を受けてから、ガイド業務に従事されています。
大学生や外国人の方々も見かけることがあるかと思いますが、そのほとんどは、高齢者の方が占めています。
というのも、ボランティアをしようと思ったら、いくらその思いがあっても、まず、時間の余裕がなければ不可能だからです。
先日、今年度在籍されている方の総数を報告しないといけないことがあり、その時にここ数年、ボランティアガイドさんの数が、加速的に減ってきていることに気づきました。
推察される減っている要因
確かに、団塊世代以降は、人口自体が減っています…が、高齢者の方はまだ、人口分布としてはとても多いので、その年代の方が減っているわけではありません。
むしろ、今の日本で一番人口が多い世代ですね。
それでも成り手が減っているのはなぜか?
ボランティアガイドさんの年齢構成を見てみると、高齢化が目につきます。
つまり新しい成り手が少ない…ということです。
考えられる原因としては、
①年金開始年齢が遅れたことにより、働かないといけない人が増え、ボランティアをしている余裕がなくなったこと。
②…
②を書こうと思っていたのですが、原因がほぼ、これ一択であることに気づいてしまいました💦
そう、
要は、お金に不安があるために、ボランティアをする人が減っている、もしくは、したくてもできない人が増えている…ということなのです。
考えられる未来の予想図
私の場合は、たまたま観光ボランティアガイドさんのことからそう思ったのですが、おそらく他の業種のボランティアさんも状況は同じなのではないでしょうか。
年金開始年齢が遅くなり、働く必要がある人が増え続けている…という背景は変わらないのですから。
ということは、災害ボランティアさんも、現在は若い人でも携わる人が多い分野ではありますが、人口分布的に考えると成り手が減っていくことが考えられます。
あとは、最近よく見かける、学校の登下校の見守りボランティアの方々も。
こちらは見ていると、特に高齢の方が多いと感じます。
私の息子が小学生の頃のウチの地区はというと、見守りボランティアの方は存在しなくて、すべて保護者でやっていました。
役員に選ばれてしまうと(フルで働いていてもシングルでも免除は一切無し)、自分たちでやらなければならず、ブラック企業で働いていた私は、休むたびにクビになるのではないかと、ヒヤヒヤものでした。
※クマ子のブラック企業話はコチラ☟
そのため、役員になった年は、自分の子どもの参観など、そこまで休みを取ることができず、行くことができませんでした。
その頃のことを思うと、最近はボランティアの方が手伝ってくださるようになって、仕事をしている保護者の方々は、とても助かっているんだろうな…と思っていたのです。
けれど、現状がこのまま進んでいくと、再び成り手がいなくなる時が訪れます。
その頃はもっと、日本中が働かないといけない人だらけになり、余裕がない世の中になっているかもしれません。
デメリットばかりではないはず…
とはいえ、ボランティアさんがいなくなることが、すべて負の側面を持っているわけではないと思います。
今まで、無償であることが当然とされている仕事に対して、対価が付く可能性があるからです。
そうなると、やりがいを感じ、さらに頑張る方もいらっしゃるかもしれませんし、今までできなかった分野の仕事に携わることが出来る人もいると思います。
まとめ
日々の仕事の中から、クマ子がふと気づいたことを書かせていただきました。
出生数がどんどん減っていき、元気であれば一生働き続けなくなりそうな状況の中、今当たり前にあるものは、数年後には形を変えているのかもしれません。
日ごろからアンテナを張り、変化に対応していける自分でいたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>