クマ子の卒母DIARY

卒母…ちょっと寂しいけれど、明るく楽しく毎日を綴ります

奈良県について書いてみました

奈良県が現在の生息地のクマ子は、生まれは大阪府で、一時期、京都市に住んでいたこともありますが、約半世紀にわたる人生のほとんどを奈良県で過ごしています。

また、現在の勤務先は観光案内所で、プライベートでは奈良検定の最上級に目下挑戦中でもあります。

さらに、奈良好きが高じて「クマ子の奈良歩き」という、奈良県の観光案内を扱った特化ブログも書いております☟

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春日大社

春日大社(奈良市・世界遺産) 燈篭

 

そんな中で「奈良県について」…奈良について自由に書きたくなりました。

本来なら「クマ子の奈良歩き」の方に書くべきかもしれません。

…が、今回は、エッセイ風に感じたことを綴ってみたいと思いましたので、こちらのブログを選びました。

 

 

奈良県のイメージ

皆さまは、「奈良」と言えば、どんなイメージをお持ちでしょうか。

…「鹿」「大仏」という方が多いかもしれません。

確かに、奈良公園一帯にある、東大寺・興福寺・春日大社などは、奈良県が誇る素晴らしい寺社です。

 

「興福寺」についてはコチラ☟

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東大寺

東大寺(奈良市・世界遺産) 盧舎那仏像

 

何げに、カメラ目線が得意な鹿が、観光客に愛想を振りまく一方、鹿せんべいを手に持った観光客を囲みだし、悲鳴を上げさせる…といった風景も、奈良公園周辺ならでは、だと思っています(笑)。

春日大社

鹿と目が合う 春日大社参道にて

 

でも、奈良検定の勉強を通じて、県内のスポットを数多く訪れた身として、今では「奈良公園は、奈良県の入り口にすぎない」と感じるようになってきました。

 

ミステリアスな歴史がいっぱい

一般に「奈良時代」というと、平城宮遷都の710年から平安京に遷都となった794年までとされています。

奈良時代のことは『日本書記』等の文献に多くの記載もあることから、その時代に起きたことは、だいたいわかっています。

ところが、奈良時代から時代を遡るにつれて、詳しいことは解明されていない事柄がどんどん増えてきます。

 

また、『日本書記』や『古事記』なども、国家によって編纂された歴史書ということで、高い評価を受けていますが、だからといって100%事実が書かれているわけではなく、編纂を命じた権力者の意向が反映された内容になっているであろうことは、想像に難くありません。

歴史の勝者が、自分達のことを書き残す際に、都合のいいところ悪いところ…を編集するという部分はどうしても出てくるものだと考えられるからです。

 

このように、飛鳥時代やそれ以前の古墳時代などの、解明されていない部分、歴史の隙間を埋めるキーとなる部分が、奈良公園以外の場所にもちりばめられています。

そういうことに気づいてから、奈良歩きがさらに楽しくなりました♪

 

そこで、現時点でのクマ子の奈良県お気に入りスポット(評価は日々流動的ですが💦)、ベスト3を発表したいと思います。

 

同率第3位 宮山古墳(御所市)

宮山古墳周辺は、今年の奈良検定最上級である「ソムリエ級」の論文に出題されそうだ…ということで、切羽詰まったクマ子は、試験前に急遽訪れました(;^ω^)

宮山古墳

宮山古墳(御所市・国史跡)

 

と言っても、御所市のこの辺りは、自分でもあまり行ったことがないのと、個人的に「古墳」という分野の勉強が苦手だったため、正直気が進まず、座学で何とかしようと、最初は粘ってみたのですが(笑)、興味が湧かないエリア・分野ほど、文字を追っていても全くと言っていいほど頭には入ってこず(@_@)

 

困り果てた私は、歴史にはまったく興味がない相方にSOSを発信しました。

すると、意外にも快諾してくれ、心強い運転手を確保することができました( ̄▽ ̄)♬

宮山古墳

長持式石棺が入ったままの石室が見れる

 

宮山古墳は、この一帯では最大級の前方後円墳で、竪穴式石室に入ったままの長持式石棺が見れるという全国的にも珍しい古墳です。

被葬者は、葛城襲津彦(かつらぎのそつひこ)が有力視されていまして、この方は、仁徳天皇皇后・磐乃媛の父とされています。天皇の外戚ということで、当時の朝廷では大変な権力を持っていました。

葛城氏の最盛期の氏の長者ということで、古墳の規模も素晴らしいです。

金剛山と葛城山

金剛山と葛城山

 

ところで、この宮山古墳のエリアの何が一番素晴らしいかというと、葛城山と金剛山が間近に見え、神々しい雰囲気を醸し出していることです。

 

「高天彦神社」についてはコチラ☟

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高天彦神社

高天彦神社(御所市) 神秘的なパワースポット

 

もう少し西へ、山に近づいて行くと、パワースポットと言われている高天彦神社や、鬼滅の刃で一躍有名になった葛木火雷神社もあり、まさに古墳時代の聖地といったところで、空気が澄み渡り清々しいのです✨

 

「葛木火雷神社」についてはコチラ☟

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同率第3位 法隆寺

日本初の世界遺産として、また、現存する世界最古の木造建築物があることで有名な法隆寺。

法隆寺

法隆寺(斑鳩町・世界遺産) 金堂と五重塔

 

多数の仏像や建造物は、国宝や重要文化財だらけ。

境内を回っているうちに、あまりにも国宝が多過ぎて、重要文化財に反応しなくなっている自分に気づいて驚いたことがあるくらいです(;^ω^)

法隆寺

美しい回廊も国宝

 

現在の伽藍は、奈良時代に再建されたものであることが、ほぼ確定していますが、それでも境内の中は、聖徳太子が生きた飛鳥時代にタイムスリップしたかのような非日常の空間に満たされています。

上宮王家の繁栄も悲しみも全てを昇華し、1400年間この地に佇む、日本の宝です。

法隆寺

中門より南大門を望む

 

 

私が驚いたのは、昨年(2021年)に奈良国立博物館と東京国立博物館で「聖徳太子展」が開催されていた時のことです。

この時の展示は、スペースも広く、出陳されていた多くの国宝を間近で見れる、素晴らしい企画でした☟

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ちょうどその展示の期間に、法隆寺では特別展として「秘宝展」が行われていたのですが、あれだけ博物館に出陳しているにもかかわらず、まだ展示する宝物が多数あることに驚きました。

奈良国立博物館

聖徳太子と法隆寺展(奈良国立博物館)

 

それだけではなく、明治初期に皇室に献上された献納宝物だけで、東京国立博物館に別館として法隆寺館があるのだから、本当に驚きです(゚∀゚)

 

世界的に見ても、この奇跡のようなお寺が奈良県にあることを、本当に誇りに思います。

 

「法隆寺」についてはコチラ☟

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まとめ

奈良のことを書き出すと、ついつい止まらなくなってしまいます💦

長くなりましたので、今回はここまで(;^ω^)

奈良公園・浮御堂周辺

気づけば鹿にガン見されていました(笑) 奈良公園浮見堂付近

 

次回は、2位と1位を発表する予定です。

 

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました<(_ _)>