クマ子の卒母DIARY

卒母…ちょっと寂しいけれど、明るく楽しく毎日を綴ります

23歳の悩める君へ

今回は、この場を借りて、

人生に悩んでいる社会人4年目であり、また、ある大学の通信部に編入し、週末に勉強しているヤギ太(息子)に伝えたいことを書かせていただきたいと思います。

 

今は、会社の寮に住んでいて、お正月以来会っていないのですが、

彼のTwitterを覗いた時に、気になったことがあったので…。

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息子への手紙

この世界は残酷だと、君は言う。

この世界は、苦痛と悲哀に満ちている…とも。

 

でもお母さんは、この世界は、喜びと希望に満ちた素晴らしい世界だと思っている。

 

…と言っても、今の君にはピンと来ないだろう。

なぜなら、人は、自分が経験したことしか実感することが出来ないからだ。

だから、絶望を感じ、そこでもがき、君自身がそこから得たものしか、君の糧にはならない。

どんなにお母さんが、代わってあげたいと思っても出来ない。

君の人生は、君だけのものだから。

 

それでも、これから書くことを読んで、そこから感じたことが、ほんの少しでも君の助けになるなら、こんなに嬉しいことはない。

 

お母さんも、君と同じ年齢の頃から、今から5年くらい前までは、君と同じように「この世界は苦痛と悲哀に満ちている」ものだと思っていた。

 

一生懸命頑張っても、働いていた会社の体質から、仕事で絶えず「クビにするぞ」と脅され、

君のお父さんの置き土産である借金はそう簡単には減らず、

そんなお母さんは実家に帰っても、邪魔者扱いされ、

もう人生の路線から脱線し、二度と戻れないのではないかと思っていた。

息子への手紙

それでも、そんな毎日は嫌で何とか脱出したくて、いろんな人の話を聞き、いろんな本を読んだ。

 

その中で「今の自分の現実と環境を作り出しているのは、自分次第だ」

「毎日、上手くいかないことをグチグチと悩むのをやめ、こうありたい自分、なってみたい自分を、毎日寝る前だけでもいいから、思い浮かべることが大事」 

…などの、心に響く言葉にめぐりあった✨

 

そこで、お母さんは、毎日イメージングをするようにしてみた。

やってみるだけなら、お金はかからないし、思っている自分になれなくても、失うものは何もないから。

それに、イメージするだけなら簡単だし…と思っていた。

 

ところが「なりたい自分、こうでありたい自分」をイメージングすることは、最初は本当に大変だった。

理想を頭に思い描いても、すぐに、昼間にあった腹立たしい出来事がよみがえってくる。

また、一年後の幸せな自分を思い描いていたはずなのに、気がつけば、今のみじめな状況のことばかり考えている…。

それでも、何とかして自分の頭にイメージを刻み込もうと、これだと思った本は、ボロボロになって文章を覚えてしまうくらい、何度も読んだ。

 

けれど、イメージングは即効薬ではないから、やっているうちに「やっぱりダメなんだな」と、すぐに諦めの気持ちに襲われる…。

 

そうやっているうちに数年がたった。

もう、イメージングをすることも忘れがちになったある日、ひょんなことから、まとまった小金が手に入り、君と一緒に実家を出て、二人で暮らすことが出来るようになった。

 

どうなることかと思ったけれど、それでも年単位で見ると、少しずつ、なりたい自分に近づくことができるようになっていた。

 

そうなると、楽しい気分になるから、イメージングもどんどん楽にできるようになり、思った自分になれるスピードも加速する。

毎日が楽しいから、君と接する時も、気持ちに余裕ができる。

そうやって、不幸の塊みたいだったお母さんは、だんだんと幸せになることができた。

息子への手紙

思えば、ある一時期に、毎日イメージングを続けたおかげで、自分の潜在意識に、自分の願いが刷り込まれたのだと思う。

そして、知らない間に、なりたい自分になるための行動が取れるようになっていたり、そのための情報収集が出来るように、高感度のアンテナを立てるようになっていたりしていて、そこからの執着がなくなった頃に、願いが叶っていったのではないかと…。

 

別に、何一つ思い通りにならないものがないわけではないし、たまにものすごく腹が立つことも起きるけれども、一度「自分は幸せ」と思い込めたら、もう元の思考には戻らない。

なぜなら、自分のことを「幸せ」と思い込めたら無敵だからだ。

 

「楽しい」「幸せ」「大丈夫」

そんな言葉を、口に出したり、心に思い浮かべていたら、どんどん同じ波動のものや人を引き寄せ、理想の自分に近づくことができる。

 

でも反対に「もうダメ」「最悪」「自分には無理」

と思っていたら、瞬時に状況は反転し、思った通りの自分になってしまう。

 

君はどちらがいい?

「この世は残酷だ」と思い続けて、残酷な世界を生きるのか、

はたまた、

「この世は楽しいことに満ちあふれていて、自分はなりたい自分になることができる」と思い続けて、その通りの自分を手に入れるか。

 

答えは一つだと、お母さんは思うけど。

 

それでも、自分にはプラス思考は無理だ…と君が言いそうだから、もう一つだけ聞いてほしい。

 

お母さんが幸せになりたいと思ったのは、君を幸せにしたかったからだ。

自分が幸せでもないのに、他の人間を幸せすることなど不可能だからと思ったからだ。

だから、

今のお母さんが存在できているのは、君のおかげだ。

息子への手紙

君は自分が、ちっぽけな存在だと思っている。

でも、少なくとも、自分以外の一人の人間を幸せにすることができているんだよ。

自分の幸せは、自分だけのものではない。

自分の幸せを出発点にして、周りの人たちを幸せにすることができるんだ。

だから、幸せになることを恐れたり躊躇しないでほしい。

 

お母さんは、君がいたから「生まれてきてよかった」と思えた。

君がいつか、心からそう思える日が来ることを、お母さんは願っているし、また、確信しているよ✨

 

《私が勇気をもらった本たち》

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました<m(__)m>