クマ子の卒母DIARY

卒母…ちょっと寂しいけれど、明るく楽しく毎日を綴ります

クロワッサンとシロワッサンが織りなす小宇宙

ヤギ太(息子)が4歳の頃のお話。

いつものように、仕事帰りに保育園にお迎えに行ったある日のこと。

担任の先生が私に「お母さん、今日のヤギ太くん、めっちゃ面白かったんですよ!」と話しかけてきた。

なんでも、その日の給食に出たクロワッサンを見たヤギ太が先生に

「ヤギ太くん(自分のことを<くん>付けするお年頃)、クロワッサン好きやねんけど、シロワッサンも好きやねん」

と言ったらしい…。

どうやら、ヤギ太の脳内は…

クロワッサン=黒いパン

シロワッサン=白いパン

ということのよう。

どうも、ヤギ太は「色」でモノを認識しているらしい…。

ヤギ太の脳内の小宇宙の中のクロワッサンとシロワッサン。

お前さんは、そんなことを考えながら、家でパンを食べていたのかい?

と思ったけれど…。

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離れて暮らすようになった今、パン屋でクロワッサンを見ると蘇ってくる、4歳のあの日のヤギ太。

そんな面白いネタを残しておいてくれたおかげで、今でもあの日のことを、まるで昨日のことのようにありありと思い出す。

私の仕事は残業が多くて、お迎えに行ったら、もうあと3人しか保育園にいない…とかもよくあった。

「ヤギ太くん、お家大好きやねん」と、よく言っていたからきっと、ほかのお母さんが迎えにくる度「まだかな~」と思って、教室の扉を見ていたと思う…。

私自身、仕事に疲れ、お金のやり繰りに疲れ、笑うことも出来ない日もあった。

それでも、私の顔を見ると、いつも嬉しそうに駆け寄ってくれたね。

そんなヤギ太に、私自身、どれだけ助けられたか…支えになってくれていたか。

今さらながら思い出す。

だからお母さんはいつも、仕事が終わったら、ヤギ太に早く会えるように、運転に気をつけながらも、車を走らせていたんだよ。

ヤギ太は、いてくれるだけでいいんだよ。

君はお母さんにとって、かけがえのない存在なんだから。

 

その思い出は私の宝物。

誰かが買い与えてくれたモノではなく、ヤギ太と二人で経験して手に入れた宝物だから。

「4歳のヤギ太のクロワッサンとシロワッサンの小宇宙」は今でも、お母さんの心の一番いい場所にしまわれているよ。

 

そして、クロワッサンとシロワッサンの話を聞いて笑っていた、ヤギ太のおじいちゃんとおばあちゃんの中にも「4歳のヤギ太のクロワッサンとシロワッサンの小宇宙」は、今でも存在しているらしい。

 

これからの君の人生には、嫌なことも辛いことも、時には人に裏切られたような気持になることも、たくさん待ち受けている。

でもそんな時には「4歳のヤギ太のクロワッサンとシロワッサンの小宇宙」が、たった4歳の時に、三人の大人を幸せにして、その幸せがあれから18年も続いていることを思い出してほしい。

ヤギ太の中には、人を幸せにできるパワーがいっぱい詰まっている。

人を幸せに出来る人間は、なにより自分が幸せになれるんだよ。

頑張ってね。

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※クロワッサンとシロワッサン…ヤギ太を知る人たちの間では、未だに伝説のように語られている逸話です。

ヤギ太は、3歳まで全く喋らず、父がとても心配していたものでしたが、3歳の誕生日を過ぎた頃、今まで黙っていた分をすべて吐き出すがごとく、突然喋り出しました(笑)。 

まさに、寝てる時と食べている時以外はずっと喋っていました。

小さい子の思考回路はおもしろいですよね。

大人が思いつかないような発想を、次から次へと繰り広げていきます。

どの子もみな、それぞれの逸話を持っているのではないでしょうか。

家族みんなでほっこりし、成人してもなお、いい思い出として残りますね。

子育てって、辛いこともあったけど、それを上回るくらいの宝物をたくさんもらえたな~と、しみじみ振り返る今日この頃です。