クマ子の卒母DIARY

卒母…ちょっと寂しいけれど、明るく楽しく毎日を綴ります

桜の木が教えてくれる冬の意味

冬にウォーキングをした時や観光地に行った時、一面の冬枯れた景色に寂しくなる時があります。

冬の景色

冬の浮御堂(春日大社)

 

ほとんどすべてのものが枯れ果ててしまう冬。

四季の中では、私はあまり好きではない季節ですが、それでも、ここ数年で少しずつ冬も好きになってきました。

 

好きになったきっかけは、桜の木を近くで見た時でした。

冬の景色

冬の吉野山

 

年明けからしばらく経つと、凍えるような寒さの中でも、徐々に枝がうっすらとピンク色に見えてきます。

冬の間に蓄えた力を、その花を咲かせるためのパワーに変換しているのですね。

そういう変化を観察し出すと、こんなにも寒いけれど、春はもうそこまで来ているんだなぁ…と感じます。

春の景色

山の辺の道の桜

 

人間に当てはめてみると…

どんなに辛い時期でも、目の前にあることをきっちりとこなしていけば、ちゃんと花開く時がくる。

だから、冬には意味がある。

じっと力を蓄えることが必要な時が、人生にはある。

そう教えてくれているように思います。

春の景色

春の藤原京跡

 

 

逆に、桜が満開になった後、散ってしまっても寂しい。

けれど、散った桜の後にはもう、次の新芽が顔を覗かせています。

何かを成し遂げた後も、奢ることなく自分のやるべきことをやるように…

そう、桜の木が教えてくれているような気がします。

そうやって、人生にとって大切なことを、自然が草木が教えてくれます。

初夏の景色

藤原京跡の新緑の季節


私も昔、離婚したばかりの頃、ヤギ太(息子)はまだ2歳で、子育ても大変だった時に、元夫の借金を背負い、絶望の毎日だった時期がありました。

もう二度と、人生で浮上できるときは来ないのではないか…と何度思ったかわかりません。

 

それでもやはり、夜が訪れても、必ず朝がやってきます。

 

だから、いいことがなくても凹むことなく、いいことが起きても調子に乗ることなく、生きていきたい…

と、気持ちを新たにするのが、自分の中での、冬の恒例行事になっています。

春の景色

専称寺(奈良県香芝市)境内の桜

 

もうすぐ春。

こんな状況だけど、やっぱり春は待ち遠しいですね。

まだコロナの収束は見通せませんが、昨年よりもいい春になることを願っています✨

春の景色

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m