冬にウォーキングをした時や観光地に行った時、一面の冬枯れた景色に寂しくなる時があります。
ほとんどすべてのものが枯れ果ててしまう冬。
四季の中では、私はあまり好きではない季節ですが、それでも、ここ数年で少しずつ冬も好きになってきました。
好きになったきっかけは、桜の木を近くで見た時でした。
年明けからしばらく経つと、凍えるような寒さの中でも、徐々に枝がうっすらとピンク色に見えてきます。
冬の間に蓄えた力を、その花を咲かせるためのパワーに変換しているのですね。
そういう変化を観察し出すと、こんなにも寒いけれど、春はもうそこまで来ているんだなぁ…と感じます。
人間に当てはめてみると…
どんなに辛い時期でも、目の前にあることをきっちりとこなしていけば、ちゃんと花開く時がくる。
だから、冬には意味がある。
じっと力を蓄えることが必要な時が、人生にはある。
そう教えてくれているように思います。
逆に、桜が満開になった後、散ってしまっても寂しい。
けれど、散った桜の後にはもう、次の新芽が顔を覗かせています。
何かを成し遂げた後も、奢ることなく自分のやるべきことをやるように…
そう、桜の木が教えてくれているような気がします。
そうやって、人生にとって大切なことを、自然が草木が教えてくれます。
私も昔、離婚したばかりの頃、ヤギ太(息子)はまだ2歳で、子育ても大変だった時に、元夫の借金を背負い、絶望の毎日だった時期がありました。
もう二度と、人生で浮上できるときは来ないのではないか…と何度思ったかわかりません。
それでもやはり、夜が訪れても、必ず朝がやってきます。
だから、いいことがなくても凹むことなく、いいことが起きても調子に乗ることなく、生きていきたい…
と、気持ちを新たにするのが、自分の中での、冬の恒例行事になっています。
もうすぐ春。
こんな状況だけど、やっぱり春は待ち遠しいですね。
まだコロナの収束は見通せませんが、昨年よりもいい春になることを願っています✨
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m