クマ子の卒母DIARY

卒母…ちょっと寂しいけれど、明るく楽しく毎日を綴ります

続・ブラック企業あるある(ケチケチ編)?

前回は、私の勤めていたブラック企業についての、大まかな内情を書かせていただきました☟ 

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ところが、そうやって書き始めると、自分の中の記憶が、他にもいろいろと、走馬灯のように甦ってきました…(;'∀')

 

そこで今回も、もう少しだけ、以前私が在籍していたブラック企業のことを書かせていただきたいと思います💦

よろしければ、お付き合いいただけると幸いです(;´∀`)

 

 

とにかく思考回路がセコイ

その会社は、ブラック企業にありがちな、残業代カットは、もちろん当たり前でした。

残業は、1日1時間半まで、1ヶ月あたり20時間までしか決済がもらえず、それ以上はすべてサービス残業。

繁忙期には連日、20時から22時くらいまでは帰れませんでした💧

ブラック企業

通勤の際のガソリン代は、その時の時価で…とのことでしたが、

ある時期、リッター当たり100円になったことがあり、それで味を占めたのか、再度ガソリン価格が値上がりし出した時には、社長は「100円以上は絶対に払わない!」と言い出し、その後は果てしなくいつまでも、リッター100円のままでした(;・∀・)

 

それと同じ論理で、もともと、休みが少ないところに、しれっと行われたのは、夏季休暇の削減。

何年か前に、9月の連休がシルバーウイークになった年があったことを覚えていらっしゃるでしょうか?

その年に休日が増えてしまうことに対して「そんなもん、実質の昇給やないか~❕」と、社長はお叫びになり、その年のみ…ということで、夏季休暇が1日減らされました(その発想がスゴイですね💦)。

そうなると、もうこっちのもんだったんでしょうね。

翌年からも当たり前のように、1日減った状態がデフォルトになってしまいました。

 

いちおう、社内規定自体は存在していたのですが、社員には配られず公開もされず、閲覧したい人は、例の「お局さん」に申請して借りてください…というスタイルだったので、見ようとする人は誰もいませんでした。

多分、入社する時に一度だけ、見せてもらった内容からは、ずいぶん中身が入れ替わっていると思います。

途中で、家族手当や住宅手当など、すべてカットになったので。

ブラック企業15時の休憩時間も、定時後に残業する時の10分休憩も、もちろん給料から引かれます(社員・契約社員・派遣社員にかかわらず)。

15時の休憩なんて、私が働きだした当初は30分もありました(のちに15分になりましたが)💦

さすがに、みんなすることがなくて、ウロウロしてましたが。

どうせなら、少々休憩が少なくても、とっとと仕事を終わらせて帰りたいですよね。

ですが噂によると、拘束時間を延ばしたいので、そんな規定を作ったとか。

 

午前午後有休は、当初は存在していたのですが、

「午後有給ばかり取られたら、時間的に損やんけ❕」と言いだし、廃止。

 

遂には、総務のところに置いていたセコムカメラを社長室に移動し、毎朝早めに出勤して、お局さんと2人で、タイムカードチェックすることが、朝の楽しみになったようでした。

タイムカードのソフトで「出社」になった時に、玄関のセコムカメラに映った人を、ちゃんと本人がどうか確認したり…。

そして「誰それは、いつもギリギリに来る」という事実を掴み、当人に圧力をかけてました。

派遣の人は、それを言われ出すと、次には「クビ」が待っていました。

ブラック企業

社員に対しては、一般社会通念として「早めに出勤しろ」というのは、ある程度わかりますが、派遣さんは時給なんだから、強制してもいいの??と思いましたが、お構いなしでした(;´Д`)

 

不倫が蔓延・まるで宇宙空間

前回の記事で、社長とお局さんの不倫問題について書かせていただきました☟

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組織は、多かれ少なかれ、トップの向く方を全体が目指していくもの。

そういう理論を実証するかのごとく、社内で不倫が蔓延していました💧

社長がやっているから、みんなOKだと思っちゃうのか…。

 

私的には、みんな大人なんだし、自分の責任でする分には基本的にはノータッチなんです(かかわるのも面倒くさいし)。

ですが、仕事する場で、あっちもこっちもで、そんなことをされたら溜まったもんじゃないです(~_~メ)

 

 

あと、一番大変だったのは、社長が「従業員が集う」ことが大嫌いだったこと。

どうやら「みんなで寄ってたかって、文句を言われたら大変!労働組合なんて作られたらえらいこっちゃ」と思っていたようです💧

 

もちろん、社内旅行や、忘年会・歓送迎会は一切なし。

みんなで一緒に飲みにいく、遊びに行った…等の噂を聞けば、嫌がらせをして、徹底的に潰しにかかってきました。

休憩時間に仲良し同志が喋っているのにも、時々邪魔しにきました。

お局さんなどの自分の手下を使って、みんなの動向を探らせることも。

人が寄れば、自分の悪口を言っていると思っていたのでしょう。

なのでほとんど全員が、休憩時間は一人で過ごしていました。

ブラック企業

これらの、ある意味「北朝鮮体制」は、社長側から見ると、会社を閉鎖する時に役に立ちました💦

 

この会社が閉鎖になった時のことを書いた記事はコチラ☟ 

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「集う」ことが禁止されているので、みんなで力を合わせて何かをする…ということは起こらず、従業員同士で意思疎通も出来ず、みんな腹の探り合いばかり。


また、従業員の間で、長年この会社にいたことによって「これが当たり前」という認識が広がり、どんな扱いを受けても、反抗する者がいなかったからです。


もちろん、まったくいなかったわけではありませんが、そんな人は辞めさせらるか、自分から辞めていきました。

 

最後の方で1人、社長に反抗してみんなで労基署に行こう、と言った人がいました。

私は賛同し、仲良くしていて法律もよく知っていて、社長に対してもよく思っていなかったある先輩に声を掛けました。

もちろん乗ってくれると思っていたのですが「ここで、反抗しても、自分が馬鹿をみるだけやん」と言われ…

いや、労基署に行ったら、NGくらうのは会社の方でしょ?とは思いました。

ブラック企業

同調圧力って恐ろしいですね。

そういう空間に長くいると、自分の方が間違っているのではないか…と思い始めるのです。

 

結局、もうすぐ無くなり縁を切れる会社に、自分からさらに縛られる必要はないか…と思い、私もあっさり引いてしまい…💧

というか、誰も賛同しなかったので立ち消えになってしまいました。

この辺り、強権をふるった社長の一人勝ちとなってしまったのです(>_<)

 

災い転じてよかったことがないわけでも

まずは何より、この会社のお給料のおかげで子どもが無事成人したことですね。
その件に関しては今でも感謝しています。

また、その後仕事をパートで一社勤め、さらに現在、自分がやりたかった仕事を正職員でさせていただいていますが、今までの反動なのか…どこにいっても、いい人しかいない(・∀・)❕

心からそう思えるので、とてもハッピーです(笑)

 

20年いても辞める時には、会社の不用品を分けてくれただけ(まあ潰れたから仕方ないですが)。

 

でも、パートで行った会社は辞める時に、こんなにいろいろしていただきました❣

    ブラック企業の後の職場

ブラック企業の後の職場

半年しかいなかったのに…

感激しました( *´艸`)

 

とにかくあれ以来、人間関係であまり悩まなくなりました。

普通の人は、普通に対応したら、普通の反応を返してくれるなぁ~と(;'∀')

 

今まである意味、宇宙空間にいたんでしょうね、私。

でも私は、仕事の内容だけで言えば、別に不満はなかったんです(だから、長く続けられたともいえます)。

 

まとめ

今がとても充実しているだけに、もっと早く辞めたらよかったのかなと思うことは正直あります。

でも、あの頃は、会社の歯車に組み込まれて、自分が仕事させてもらえるのはここしかない、

みんな残業してるから帰ったらいけない…

一種の洗脳状態になっていたと思います。

ブラック企業

けれど、物事には、タイミングというものもあると思うのです。

会社の廃業が、このタイミングだったから、その後が上手くいき、充実した今があるけれど、

以前の精神的に未熟だった自分では、たどり着けなかった場所なのかもしれません。

 

そう思うと、人生に起きることのすべてが無駄ではないのかもしれない。

 

今の仕事は、やりたい仕事ということに加えて、人間関係もいいのでとても幸せです。

でも、この状態を、いつまで続けられるかは自分次第。

 

だから、生きている限り、自分のベストを尽くすことが大事で、その積み重ねが人生なのかと思う今日この頃です✨

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m