ヤギ太(息子)は、小さい時から、不思議な日本語を喋る。
彼が中学3年生の頃。
近所のイオンモールに行ったら、ある店の前で行列が出来、とても混雑していた。
それを見たヤギ太は「あ、うしうしや~」と言った。
「うしうし???」
どうやら
ぎゅうぎゅう=牛牛=うしうし
らしい…。
はい、4歳の頃の「クロワッサンとシロワッサン」から、ちっとも進化していません( ;∀;)
そんなんだから、同じく中学3年生の時に、塾の合間に、生まれて初めて一人で入った「ほっともっと」で、牛とじ弁当を頼もうとして「うしとじ弁当」と言ってしまって、バイトのかわいいお姉さんに、クスッと笑われたりしている。
この話を聞いて、面白がっていたら、ある日友達と喋っていた時に、うっかり私まで「ぎゅうぎゅう」を「うしうし」と言ってしまって、その場をごまかすのに困ったことがある。
ヤギ太の日本語は、伝染するので注意が必要だ(笑)。
かく言う私も「狐につままれる」は「狐に包まれる」だと、かなり長い間思っていた。
ビックリした時に、狐さんがたくさん周りを取り囲むイメージ。
思考回路はヤギ太と変わらない(;^ω^)
あと「ピクルス」と言いたいのに、なぜか「パプリカ」と言ってしまう。
一文字も合ってない。
共通項は、カタカナ4文字だけだ。
クマ子は、とても残念な生き物だと自分でも思う。
そう言えば、ウチの母は、携帯の電波が「圏外」のことを
「園外」という。
見事に、脳内で漢字が変換されている。
変換間違いなら、漢字が似ているので、パッと見はわからないかもしれない。
でも言葉にすると「けんがい」が「えんがい」になるのは、まずい。
父は、また言っている…と聞き流すにしても、母の友人がリアクションに困ってフリーズしている姿が見えるようだ。
しかもウチの母は、もうすぐ喜寿にもかかわらず、スマホもパソコンも使いこなしているタイプ。
本人もそれを少し自慢しているところがあるので、この間違いはかなりマズい。
なので私は、勇気を出して「お母さん、違うで~」と指摘した。合計3回ほど。
ヤギ太にも言わせた。「ばあちゃん、違うで~」と。
母は、言われた時は「ははは~間違えた~!」と、ケラケラと笑っている。
あれから3年。
母は未だに「あれっ⁉この場所、園外(えんがい)になってるわ~」と、のたまっている。
出来ることはやった。
あとは、母の思うがままに、自由に生きてもらおう。
つまり、ヤギ太の残念な日本語は遺伝なので、どうしようもない、というオチだったのでした(-_-;)
※他にも「エレベーター」と「エスカレーター」は、いつも間違います(笑)。
とっさに、右と左もよく間違うので、車の助手席でナビっていると、ライオンちゃん(私の相方)によく怒られます。
さらに、エレベーターの開閉ボタンがどっちかよくわからず、昔、新入社員だった頃、上司を閉じ込めそうになって、白い目で見られたことを、今でも時々思い出します。
私、ただの天然ですね…(;・∀・)
でも私の友人も、小さい頃に「妻子」を「さいし」ではなく「つまこ」と読んでいて、間違いに気づいた頃には、自分の中で既に刷り込みが終わっていた(笑)ので、未だに「つまこ」と言ってしまい、恥ずかしい…と言っていました。
勘違い・覚え間違い…誰にでもあると思いたい今日この頃です(/・ω・)/