以前の記事で、約20年間勤めていた会社が閉鎖になったことについて、書かせていただきました☟
いざ、職を失う…となると、失業給付(雇用保険)がいったいいくらもらえるのか…?ということが、一番気になる方が多いのではないでしょうか(>_<)
私の場合、会社が閉鎖になる前に、ハローワークの窓口に聞きに行ったのですが、正確な金額は実際に申請してみないとわからない…と言われました。
家のPCで、何度かググってみても、計算方法が難しくて、いまいちよくわからない…。
そんな訳で、正確な金額がわかるまでの期間、けっこうな先行き不安を抱えていた経験から、今回は、実際に私が受け取ることができた失業給付(雇用保険)の金額等の、お話をさせていただこうと思います。
失業給付の基本的なしくみ
失業給付については、すでにさまざまなサイトでも取り上げられていますので、ここでは、私のケースでの、ざっくりとした流れをご説明させていただきます。
年齢や在職中にもらっていた賃金、 また雇用保険を払っていた年数に応じて、個々に、受給できる金額や条件が変わります。
私の場合は、
・会社都合による退職
・雇用保険の払い込み期間20年未満
・離職時の年齢は45歳以上60歳未満
に該当します。
このため、給付される期間は270日でした。
また、会社都合退職のため待機期間なしで受給できるのですが、厳密に言うと、離職の理由にかかわらず、全員に対して、失業給付が支給されない「7日間の待機期間」というものが存在します。
この7日間が経過して初めて、失業の状態にある…と認定され、手当ての支給対象となります。
さて実際、失業給付を受けるにあたり、一番気になるのは、実際いくらもらえるのか…?ということですよね(;´・ω・)
これにも、冒頭でも書いた通り、年齢や就業時にもらっていた金額などによって、いくらになるのか定められているそうなのですが…計算の仕方が複雑で、実際のところはハローワークで認定してもらってからでないとわかりません。
ですので、正しい受給金額を知ることができたのは、離職票を提出してから、約10日後に行われた「雇用保険説明会」の時でした。その時、渡される「雇用保険受給資格者証」に支給額が書かれています。
実際のところ、どのくらい失業給付を受けることができたのか?
認定された受給額は、おおむね予想通りだったのですが…(;'∀')
あまり、リアルな数字を開示するのもアレなので、パーセンテージで表します(;^ω^)
あくまでも、薄給クマ子の例なので、どこまで参考になるかはわかりませんが…
私の場合は、以前もらっていた月給(額面)に対しては、およそ68%でした。
ちなみに、手取り金額に対しては、84%でした。
…"(-""-)"…
税金高っ!
(注・一日当たりの基本手当✖30日…で、月給と対比させています、ボーナスは除く)
いちおうの目安として、皆さまがご自身でもらわれている月給に、上記の割合を掛け算してみてください。
まずは、この金額で生活していけるかどうか、または補填していけるだけの貯金があるかどうか…
だいたいの目安がわかれば、いざという時の備えにはなるかと思います。
あと、高給取りの方は要注意!
年齢等、さまざまな条件がありますが、一日の支給額はMAXで8,250円です。
会社都合退職の場合の優遇措置について
失業給付金が思ったほどの金額でなく、ガッカリする方もいらっしゃると思います(T_T)
しかし、会社都合退職の場合は、多少の優遇措置があります。
まず、失業給付金に対しては、税金がかかりません!
これは、失業保険は最低限の生活を保障するためのもの、という概念からだそうです。
また、会社都合退職の場合に限り、国民健康保険料が減免される場合があるのですが、私の場合がまさにそのケースでした。
減免期間は2年。
通常払わないといけない国民健康保険料の約20%も減額してもらえた(これもケースによって割合が変わります)ので、本当に助かりました。
さらに、私はこの制度は利用しませんでしたが、国民年金保険料に関しても、減免や納付猶予の処置をしてもらえます(それぞれ、所得制限があります)。
こういった優遇措置は、細々とした印象を受けるかもしれませんが、塵も積もれば山となり、とてもありがたかったです。
ただし、国民健康保険料及び国民年金保険料の減免については、ご自身で申請しない限り適用されませんので、ご注意くださいね(・_・;)
失業給付受給中に一番お金がかかったこととは?
幸いにも私の場合は、一人息子が就職して独立した後だったので、生活にはあまりお金がかかりませんでした。
また、今までよりは時間もあったことから、ほとんど自炊で外食をあまりせずに済んだので、トータルすると、生活費はそれほどの金額にならず、このままならやっていけるかな?と思えるほどの状況でした。
それに、この時期はさすがに旅行も自重しましたし…(;'∀')
そんな中で、一番お金がかかったものは…
ずばり!
………
「税金」です( ゚Д゚)
もちろん、県民税・市民税などは前年度の収入に対してかけられるものなので、翌年度は徴収額が減るはずだし、いただいた失業給付金に対しては、税金がかからないので、ずっとこの状態が続くわけではありませんが…
それでも実際のところ、私が知りたかったのは、失業してしまって失業給付を受給している間(一番困っている期間)、払うべきものを払った後で、手元にいくら残るのか…ということでした。
ということで、いささか強引な計算をしてみます。
私が失業給付を受給していた270日の間に支払った
県民税・市民税+国民健康保険税(20%の減免有り)+国民年金保険料(減免無し)=税金の総額は…
失業給付金合計の、約25%に及びました…。
この記事を書くために、この計算をやってみて、今、少し引いてる自分がいます…
普段から常々感じていますが、本当に税金の割合凄いですね(T_T)
つまり、簡単にまとめると…
今もらっている月給の額面金額の約68%=失業給付金
ここから、約25%税金を払わないといけないので
失業給付金✖75%=一ヶ月あたりの実質の失業給付金額
…ということになります。
もちろん、クマ子のケースでの計算ですので、個々に金額にバラつきがあるのかもしれませんが、いざという時の目安にしていただければ/…と思います( ;∀;)
まとめ
今回は、失業給付金額がなかなかわからず、困った経験から、実際に自分がもらった失業給付金額について、書かせていただきました。
出来ることなら体験したくない、勤めている会社の閉鎖ですが、このご時勢、先々にはどんなことが待ち受けているかわかりません(>_<)
なので、いざという時に備えるための目安にして頂ければ幸いです。
尚、別ブログ「クマ子の奈良歩き」では、いよいよ来月に迫った古都奈良の夜を彩るイベント「なら瑠璃絵」について投稿させていただきました(*'▽')
興味のある方に、読んでいただければ嬉しいです☟
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>